
不登校でいい それでも、やっぱり
「不登校でいい!」昨今のテレビ番組や書籍、有名人たちがこの言葉を口にします。 令和以降教育環境の整備も進み、学校に行けないお子さんたちの学習機会を確保しようと様々な制度や設備の整備も進んでいます。 凄惨ないじめや学校に通うことが困難な病気を患っている場合は無理して学校に通わせる必要はありませんし、適切な療養を得られるような環境整備は必要でしょう。 しかし、そういった事情のない子ども達の「学校に行きたくない!」を受け止め「不登校でもいいんだよ」とただ休むことを容認することが果たして本当に子ども達のためなのでしょうか。 家の中でゲームやYouTube、スマホの画面を追い続け、出来ていたことができなくなり、日に日にわがままや勝手な様子が増えていくお子さんの姿をそれでも笑顔で見守ることが本当の愛情でしょうか。 昭和から続いた「学校が全て」のような極端な教育は平成の終わりとともに姿を消しつつあります。 それは教育の発達という意味で大変大きな意味を持ちます。 しかし、代わりに広まりつつある「学校なんていかなくていい」という考えは「学校が全て」という考え方と同じ非常に偏った意見です。 まもなく30万人を迎える不登校児童、生徒の急激な増加にはこういった教育方針の弊害が多々含まれています。 学校が全てではありませんが、学校に行かないことによって本人もその家族も辛く悲しい思いをしているのであれば、改めて「学校に戻る」という選択肢も検討することが求められる時代です。 本書がその一助となることを心より願っています。

